「地歌のいろは」地歌ライブ番外公演
出演
藤本昭子、菊央雄司、岡村慎太郎、菊珠三奈子、藤原道山、尾葉石輝美
曲目
「黒髪」 「雪」 「浪花十二月」 「難波獅子」 「松竹梅」
主催
藤本昭子の会
後援
邦楽ジャーナル、くまもと大邦楽祭実行委員会、公益財団法人 日本伝統文化振興財団
お問い合わせ
藤本昭子
電話:03-3716-6716
e-mail:email hidden; JavaScript is required
関連サイト
www.facebook.com/jiuta.official/
公演目的・ひとこと
今年1月より邦楽ジャーナル誌に「サワリ」「調弦」「構え」「撥の当て方」「歌い方」など地歌演奏の大切な基本を、「地歌のいろは」と題しまして1年間のお約束で執筆させて頂いて参りました。12月号の最終回を前に、この地歌に関する得難いコラムページが、菊央雄司さんのご執筆で来年も邦楽ジャーナル誌に書き継がれることを伺いました。
そこで、これまでありそうでなかった地歌の本家本元の上方地歌と私ども九州系地歌の聴き比べを思い立ち、紀尾井小ホールに於きまして、菊央さんを東京にお招きして「地歌のいろは」公演(地歌ライブ「番外公演」)を開催することと致しました。
また、この機会ならではの趣向と致しまして、《黒髪》は菊央さんと私のそれぞれ独奏、《雪》は二人で交互の演奏でお聴き頂きます。ついで上方端歌代表曲《浪花十二月》を菊央さんの独奏、最終曲《松竹梅》は、私の三弦、菊央さんの三弦替手《菊の朝》に加え、菊原先生のお家に伝えられる箏の替手に大阪から菊珠三奈子さんをお招きし、さらに東京組?の岡村慎太郎さんの箏、藤原道山さんの尺八にも加わって頂きまして、東京での演奏機会が大変珍しい、全5名5パートの合奏で演奏致します。
今回はさらにもう1曲、九州系地歌の芸祖長谷検校ゆかりの二挺三絃による《難波獅子》合奏もお聴かせします。私が演奏致します三弦は、熊本の旧家で発見された長谷検校愛用の三弦で明治45年製作。もう一挺はこの三絃の写しとして大正15年製作の、言わば兄弟三弦です。ちょうど百年前に亡くなった長谷検校の遺音を偲びつつ、熊本での11月23日の初披露に続き、紀尾井小ホールの皆様にお聴かせしたいと願っております。
備考
国の指針によりまして、今回は紀尾井小ホールの定員250席での開催と致しました。ご来場の際の検温と手指のアルコール消毒、公演中のマスク着用などコロナ感染防止対策を、ガイドラインを厳守して開催する所存でおりますので、皆様にはご理解のほど賜りますよう謹んでお願い申し上げます。
さらにまた、12月からの新たな公演開催規定が国より示されました場合、250席定員での開催が叶わない場合も生じる場合もございますので、皆様には大変お手数をおかけ致しますが、11月末日までにご予約頂きたく謹んでお願い申し上げます。