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日本尺八演奏家ネットワーク(JSPN) 第2回定期公演 楽音+噪音≒尺八【公演延期】

開催日 
【公演延期】
2020/5/14(木)
(18時30分時開場)19時開演
会 場 
豊洲シビックセンターホール  
入場料 
前売り 5,000円[学生・会員 4,000円]/当日 6,000円
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重要なお知らせ

5月14日(木)豊洲シビックセンターにて開催予定だった「第2回定期公演 楽音+噪音≒尺八音」は、新型コロナウィルスの流行による状況を鑑み当初の日程での開催を中止し、延期とさせて頂きます。本公演を楽しみにしていただいておりました方々には大変申し訳ございませんが、どうかご理解の程宜しくお願い致します。延期後の日程につきましては決まり次第、ホームページ等にて告知致します。
(2020年4月2日 日本尺八演奏家ネットワーク)

出演

石川利光・石垣征山・岩田卓也・大河内淳矢・小濱明人・川村葵山・小湊昭尚・坂田梁山・菅原久仁義・関一郎・善養寺惠介・田嶋謙一・田辺頌山・田辺洌山・田野村聡・徳丸十盟・野村峰山・松本宏平・三塚幸彦・元永拓 他(全37名)

曲目

海童道 道曲 「山越」
越後明暗寺 「三谷」
琴古流本曲 「鹿の遠音」
都山流本曲 「春の光」
尺八三重奏曲「風動」
『quo ego vado』(愛澤伯友作曲/新作初演)
『五群の尺八のためのシンフォニア』 (関一郎作曲/ 新作初演)

 プログラム前半では「楽音」と「噪音」が特徴的に用いられている古典曲を中心に古菅・地なし管を用いた演奏もお聴き頂き、尺八研究家:志村哲氏に解説をお願い致します。後半ではテーマに沿った現代曲や会員作品・作曲家:愛澤伯友氏による新作を取り上げ、作曲家からの視点での尺八音楽についてもお話し頂く予定です。
 また演奏家側から「音色」や「奏法」「表現」に関して大切に考えることを具体的に示すことにより、お聴き頂く方には尺八音楽に対する理解を深めて頂き、聴き方に変化が生じその感覚を共有して頂くことを期待しています。

主催

日本尺八演奏家ネットワーク(JSPN)

助成

アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)

後援

有限会社 邦楽ジャーナル 公益財団法人 日本伝統文化振興財団

お問い合わせ

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JSPN事務局(担当:田辺洌山)

公演目的・ひとこと

音楽を学ぶための入門書的な「楽典」の著書の冒頭には、必ず音の種類として「純音・楽音・噪音」の記述が有ります。純音=倍音を含まない単振動の音(時報や音叉の音)/楽音=純音ではないが規則的な振動を持つ音(多くの楽器音)/噪音=不規則な振動による音(打楽器などの打撃による音・聴きたくない音:騒音とは異なる)概ねこのような記述があり、西洋楽器の多くは規則的な倍音の構成により、個々の特徴的な音色となるとのことも記されています。

一方和楽器では三味線の「サワリ」や能管の「ヒシギ」・尺八の「ムラ息」などの、規則的な倍音を有さない非楽音(噪音)とされる音色や奏法を大切にし育んできました。

尺八においては楽器そのものにそれほど改良を加えず単純な構造のまま微細な音色の変化を尊重し、「ムラ息」や「玉音」「コロコロ・カラカラ」等などの非楽音(噪音)とされる音を大切にし育んでたきたからと考えられます。 その様な進化は簡潔さの中に美があり、そこに魂や霊が宿り神や仏に近づくという日本独特の美意識や思想が音に反映されているのではないかと考えられます。 そこで日本唯一のプロ尺八演奏家団体として、旋律を受け持つ「楽音」と尺八独特の「噪音」をテーマとして取り上げることにより、尺八音楽の原点である「音色」や「奏法」「表現」に向き合い深めて行きたいと考えました。